おっさんの徒然日記

聖教新聞に掲載された記事を紹介するブログです。

〈大慈悲の心音 門下への便り〉 妙密上人① 令和5年5月22日

聖教新聞 2023/05/22付け

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 日蓮大聖人を、真心の御供養で支え続けた妙密上人。大聖人は、「国中の諸人、一人二人、乃至千万億の人、題目を唱うるならば、存外に功徳身にあつまらせ給うべし」(新1712・全1241)と、妙密上人の生命に、“大海や須弥山のように、功徳が無量に積まれていくのですよ”と励まされました。
 妙密上人は、鎌倉に住んでいたとされている門下です。与えられたお手紙は、「妙密上人御消息」の1編だけで人物像の詳細は明らかではありません。ただ、大聖人が「上人」と呼ばれたことからも、強盛な信心を貫いた門下であることが伝わってきます。
 また、お手紙の直接的な宛先は妙密上人となっていますが、「妙密上人ならびに女房」「女房にも委しく申し給え」(同)とも認められていることから、夫妻に宛てられたものであると考えられます。
 大聖人は、信仰に励む妙密上人夫妻を、「昼夜にまぼらせ給うらん。たのもし、たのもし」(同)と、常に諸天善神が守りゆくことを教えられています。夫妻は、大聖人の深い慈愛に包まれ、純真な信心に励んだにちがいありません。