おっさんの徒然日記

聖教新聞に掲載された記事を紹介するブログです。

【名字の言】令和5年6月17日

~~聞く耳を育てる~~

 「育児は育自」とよく耳にする。ある臨床心理士は“育自”の部分に同音の当て字で「育血」(家族を育てる)、「育時」(時代を育てる)などを挙げて、こう論じた。「その根本は『育耳』(聞く耳を育てる)である」と

 仏法では「耳根得道」(耳によって仏道を得る)と説く。人々の耳に何を届けるか――それにより民衆、ひいては時代や社会の盛衰にも大きな影響を及ぼすとも言えよう

 池田先生がかつて、ある会館を訪れ、居合わせた幼い子どもたちを励ました。「将来、創価大学へおいで。待ってるよ」。まだ言葉を理解できない子どもに代わって、母親が「はい」と即答した

 師の期待に応えたかった両親は、“わが子3人をどう育てるか”と真剣に考えた。語り合う中で、“そのためにまずは私たちが成長することだ。自身の人間革命をして、子どもが使命の人生を歩めるよう、未来への道を開いておくことだ”と決めた。以来、日々、自らの課題に朗らかに挑んだ。親子での語らいを通して、先生の偉大さも伝えてきた

 先の心理士は「人間は『耳』で聞いたことからさまざまなことを理解し判断して、行動を起こしていく」とも。後年、3人の子どもたちは皆、自ら志望し、創価大学に進んだ。

 

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